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ニュース一覧
title DISK UNION INTERVIEW < BRING THE BEAT > VOL.2
Update :2008/05/01


INTRODUCTION...



TempleATSの諸作品のプロデュースやMIX CD「STANDING ON THE MOON」で知られるDJ/プロデューサー:KOR-1と、同TempleATSからMIX CD「交点」をリリースしたターンテーブリスト:Dj Psi Kickの二人によるデュオ:MemoryStormのアルバムがリリース。





↑CLICK TO LISTEN!!


HIPHOP、JAZZ、SOUL、DISCO、HOUSE、BREAK BEATS・・様々な音楽を飲み込んだKOR-1のトラックは、TempleATSならではのノスタルジックなカラーと表情を出しつつ更なる素晴らしい昇華を魅せる。そして時にウワモノ、ベース、ドラム、・・とDj Psi Kickのターンテーブリストならではのエフェクトとのセッションとの融合は、唯一無二の世界観を確立していることに成功している。


DISK UNION HIPHOP ON LINE SHOP PRESENTSのインタビュー企画「BRING THE BEAT」の第2弾。またユルイ感じでお届けいたします。
どうぞご覧ください。






 
―DISK UNION 以下DISK―
アルバム完成おめでとうございます。
お二人のバイオ、プロフィールはあるんですけれど、まずヒップホップにどうやって出会ったなんて教えていただきますか?今に至る音楽的経緯というか。



―KOR-1―
そうですね、とりあえず中学生の頃なんですが、当時僕はJAMIROQUAIがめちゃめちゃ好きで。そのJAMIROQUAIのJAY KAYが監修をつとめたコンピレーションアルバムがあって、そのアルバムにNAS「WORLD IS YOURS」とKURIOUS「I'M KURIOUS」が入ってたのがヒップホップとの出会いですね。そのあとJAY KAYが影響を受けた音楽っていうのを雑誌とかインタビューでチェックして、その中にSLY & FAMILYSTONEとか、パーラメント、スティーヴィー・ワンダーとか書いてあって、それを一通り買ったり聞いたりして。あと当時スパイク・リーの「CROOKLYN」っていう映画があって。そのサントラにヒップホップが入ってて。(Dj Psi Kickに向かって)あのアルバム、ジェフ(Dj Psi Kick)にも貸したよね?


―Dj Psi Kick―
うん、もってる。ここにある(と取り出す)。いい曲入ってるよね。


―KOR-1―
あれもブラックミュージックの定番というか、オーソドックスというか。色々入ってて。



―DISK―
A TRIBE CALLED QUESTのQ-TIPプロデュースの曲って入ってましたよね。


―KOR-1―
そう、「CROOKLYN DODGERS」。SPECIAL EDとMASTA ACEとBLACK MOONのBUCKSHOT。このサントラは凄い聞きましたね。



―DISK―
それが1993、94年くらいですよね。ヘッズ全盛で。僕も大体一緒でそこからはNAS、WU-TANG CLANのデビュー、BOOTCAMP・・・・もうグワングワン、で日本語ラップ。


―KOR-1―
そうですね。でもやっぱり自分の中でヒップホップが始まったというのは「ターンテーブル」を買ってからですね。で、アナログ・レコード。でも・・というか文化に触れたな~っていうのは実はDJ HONDAが初めてなんですよ(笑)。その時テレビでCHIC「GOOD TIMES」で擦って2枚使いとかしてて。格好いいな~って。


―Dj Psi Kick―
SUPERMAN BATTLEだっけ。NEW MUSIC SEMINAR?



―KOR-1―
NEW MUSIC SEMINARかな。そこでスクラッチとか知って。それが95、96年。そこからヒップホップと真面目に向き合った後、DE LA SOUL、A TRIBE CALLED QUESTの4枚目とか・・ガツンときましたね。
あと自分の地元が茨城の土浦の隣町なんですけど、土浦に有名なDJ達も買いに立ち寄る「AMBUSH RECORDS」というのが高校生の時の通学路の途中にあって。そこはSOULとかJAZZとか所謂RARE GROOVEものが豊富でガンガン流れるお店で、そこで店員さんと話すようになって、そのあとRARE GROOVEとかFREE SOULと呼ばれるような音楽を掘るようになったんですよね。


―DISK―
へ~。早いですよね。ヒップホップから"ネタ物"に行った感じじゃないですね。


―KOR-1―
早いですかね。でもRARE GROOVE全盛ってSOUL 2 SOULのJAZZY Bとか、90年前半が全盛だから後追いかな~って気がしてますけど。
あと僕は"ネタ物"って表現ってあんまりしっくりこないんですよね。例えば、GIL SCOTT HERON、JACKSON SISTERS、WELDON IRVINEと同系列でGANGSTARRって感じで、僕はヒップホップとRARE GROOVEをパラレルに同じように聞いてのめり込んできてるから・・・。
今に至る経緯っていうのは、僕はもう凄い紆余曲折・・色々自分が好きな道を適当に歩んできたら今に至るというか。ベーシックにはヒップホップがあるんですけれど、でも感覚的にそういう感じではなくて、それこそ今が30年前だったら絶対FUNKやってるだろうし。いま自分が好きなHOUSEとかを盛り込んだMemoryStormでやってる事は、ある意味で自分にとってコンテンポラリーミュージックなのかもしれないです。


―DISK―
そうですね、アルバムからそうゆう聞き方というか、「自由」って感じの印象を受けますよ。


―KOR-1―
あとは同じTempleATSのトラックメイカーで、降神の1st、2ndのトラックも手がけてるTarzanとの出会いは大きいですね。彼は昔、自らラップやってたりブレイクダンスやってたり、一緒にJAZZ BARとかでDJをやったりして。
そこで色々なジャンルをPLAYすることだったり、リード曲じゃない12"シングルのB面だったり、レコードの買い方だったり・・・ルールに縛られない「自由」っていう目の付け所を教わった気がします。同じ年ですけど先輩です。


―DISK―
では続いてはDj Psi Kick。よろしくおねがいします。


―Dj Psi Kick―
僕は子供の頃5歳まで日本のある米軍基地に住んでて、近所のブレイクダンスとかしてたお兄さん達がAFRICA BAMBAATAA「PLANET ROCK」とかOLD SCHOOLとかを聞いてて、まずそれがヒップホップとの出会い。
カルフォルニアに移り住んだあとにMC SHY Dのヒット曲でEARTH WIND & FIRE「BRAZILLIAN RHYME」を使った曲があってそれにハマったり、あと小さい頃はギャングスタ・ラップとか多かったね。ICE-TとかICE CUBEとか・・・またICE-TからNWA、PUBLIC ENEMYにいったりして、あとはブレイクダンスにハマったり・・・・で高校2年生のときにDJをはじめて、SOULS OF MISCHIEFとかWU TANG CLAN、MOBB DEEP、GROUP HOMEとかハマって、カルフォルニアではメジャーなホームパーティを回るモバイルDJっていうのをやって、そのあと高校卒業くらいにBATTLEにハマりだして。
地元のサンディエゴの大学に進んで学内ラジオのディレクターとかもやりつつ、アンダーグラウンドでラップグループも組んで12"EPも出して。その後にDR OCTAGONとかAUTOMATERとか聞いたり。



―KOR-1―
それ何ていうレコード?


―Dj Psi Kick―
UNKNOWN ENTITY「The Positive/Negative Effects EP」。


―DISK―
Dj Psi Kickはトラックも作るんですよね。今作のトラックメイキングにおける役割分担というか、Dj Psi Kickはスクラッチのみの参加なんですか?


―KOR-1―
僕がMPCで、ジェフ(Dj Psi Kick)はスクラッチ、そこは厳密にはそうですけれど、作っているプロセスとしてはやっぱり2人でやってますね。たとえばベースラインだったり、バック・トラックだったり、メロディだったり・・・二人で意見を交換しながら作りこんでいきますし。


―Dj Psi Kick―
たとえばこういうビートが、こういう構成になれば良いんじゃないっていう意見も言うし。オレがフロントに出たり、メロディ作ったり、バックになったり、2人で一緒に演奏してればいろんな立場になるしね。


―DISK―
演奏。このアルバムを聞いて思ったんですけれど、凄い良い意味で作りこんでない印象を受けました。LIVE音源というか、目を閉じて聞くと2人がセッションしながら演奏している映像が浮かんでくるというか。そんで流れてくるビートに揺らされる。それってまずお二人がLIVEからスタートさせた影響なんですかね。







―Dj Psi Kick―
それは嬉しいね(笑)。(KOR-1に向かって)でも作品もLIVEもほぼ同時にやっていたよね?


―KOR-1―
そうだね。だいたいの曲が出来てくるとLIVEで使うようになるんですよ。で思いつきで自然とパターンとか、入れる場所とかをLIVEやデモ音源でも軌道修正していったりして。あと録音は練習レベルでこまめにバーっとやっていたので。アルバムも一回デモみたくバーと録音していって。



―Dj Psi Kick―
LIVEで楽しみながら色々やってたりして。お互いの家でもうちょっと試して加えてみたり。そしてそれを次に活かしてみたり。



―DISK―
左手にカオリ君(KOR-1)、右手にジェフ(Dj Psi Kick)という映像的なヤバさがありますよ。凄い""生""っぽいです。



―Dj Psi Kick―
ヒップホップのLIVE ACTって音源と違うことが多いけれど、僕らはそのままだから。


―KOR-1―
まずLIVEで完全に再現できますよ。たとえばTHE ROOTSみたいな、ヒップホップの生バンドとかってありますよね。ああいう、生演奏でヒップホップってすごいと思いますけど、MPCとターンテーブルっていう2台のマシンでLIVEするって、他には無い魅力を発揮するという自負はあります。


―DISK―
四つ打ちなトラックなんですけれど、そこにヒップホップを感じますね。あとカオリ君に聞きたいんですけれど、四つ打ちって、拍(ハク)で進んでいくじゃないですか、ドンドンドンって。それとBREAK BEATSの2小節のループでグルーヴを作りこんでいくのと違いってあります。すいません、変な質問で。


―KOR-1―
僕は所謂、ヒップホップはこう、HOUSEはこうっていう作り方というか、そういった目線/段階ではトラックは作っていないんですよ。例えばまずキックが一つあったら、そこから周りをイメージしていって音の数を増やしていって、ジェフがスクラッチを入れてくとか。僕らなりのグルーヴで構成していくんですよね。


―Dj Psi Kick―
え、何?トラックの作り方の質問してるの?


―DISK―
いや日本のB-BOYの悪いクセかもしれないですけど、なんか固定観念があるんですよ。最近のSA-RAとかそういうのはないんですけど、PREMIERとかまず最初のキックからはじまって、ズン・ズン・タン・タ・タ・ズン・タン、みたいな。・・あれはFUNKの方法論なのかな。それと四つ打ちと違うのかなって。


―KOR-1―
ん~いうなればシンコペーションの違いっすかね。ハット、キック。でもヒップホップでも、HOUSEでもいろんなパターンがあるんですよね。


―Dj Psi Kick―
そこは感覚、フィーリングでしょ。


―KOR-1―
そうだね。経験からドラムの種類で作り方も全然変わってきますし、たとえばブレイクビーツのヒップホップを作ろうと思ってたらHOUSEになってたりもしますし。


―DISK―
フリーダムでジャンルレスで、"所謂"的な感覚が無いのが評価されるんでしょうね。あまり誰からの影響も感じさせないです。作るサイドからみてもイメージしやすいじゃないですか、ブレイクビーツ・・とかって。


―KOR-1―
う~ん影響っすか・・。


―Dj Psi Kick―
たぶん好きな音楽の影響は受けてるんだよね。でも2人で作ってるからかもしれないけれどイメージとかコンセプトを決めたりしてもそういう風に出来ないことも多いね。結果を気にせずに。


―DISK―
ちなみにアルバムのコンセプトってあったんですか。


―KOR-1―
こういった曲を作ろうってコンセプトは一曲一曲にはあります。頭にイメージしていって、自由に、そしてファジーに突き進んでいく(笑)。


―DISK―
そういった意味でアルバムの2曲目「SUNSET..」は、凄い格好いいですね。HOUSEでも無いしBREAK BEATS?・・・展開も何もかもがヤバイです。ヴァイナルで、爆音で、音の粒を堪能したいですね!アナログのリリースお願いします!


―KOR-1―
したいですね。いや、しますよ。


―Dj Psi Kick―
あれはベースのブ~ンって音から色々イメージしてったよね。でもオレ最初はDWELLEとかSLUM VILLAGEをイメージして作ってたんだよね。


―KOR-1―
そうだね。はじめはメロウでアブストラクトなテイストだったんだけど、僕の持ってきたコード進行とか、ジェフが持ってきた音のポジティヴさが相まって、なんかノれるけどチルな感じになったような感じですね。あとちょっと突っ込んで話すと、ハウスのキックとハットっていうLOWとHIGHの両端の間にブレイクビーツを入れてみてレイヤーすると、セパレートでそれぞれ別の場所で音が鳴ってるんだけどMIXされると格好良いみたいな。そこで一緒に楽しむというか、チャレンジしてみました。う~ん・・・まあ誰の影響っていうか・・たぶん今まで聞いてきた音楽/ミュージシャンすべての影響は受けてますよ。ドラムの叩き方とか、想像レベルもありますけど。


―DISK―
やっぱりターンテーブリストは色々なレコードを擦るからジェフ君の音楽バイオは凄いだろうし、あとカオリ君はDISK UNIONの渋谷JAZZ/RARE GROOVE館で何年も相当な量の色々なレコードに接してきましてもんね。やっぱりそこは凄い情報量ですよね。


―Dj Psi Kick―
でも無い所同士シェアしてるよね。


―KOR-1―
わかりづらいかもしれないけど、同じ音を曲の中でパスし合って、曲の中のピアニストがジェフだったり僕だったり、そういう技も2人で編み出して。そういうのって他には無いかも。


―DISK―
他からって、最近の音楽で刺激って受けたりします?


―KOR-1―
いや~めちゃめちゃありますよ。ちょうどアルバム作ってた時期にはデトロイトのハウスは聞いてたりしましたね。MOODYMANMIKE GRANTとか、RICK WADEとか・・彼らの作り方を聞くと絶対もともとB-BOYだったなって。


―DISK―
SPINNAとかってどうですか。


―KOR-1―
昔は聞きましたね~。BEYOND REALでデビューして、だんだん有名になってきてリミックスの外注が増えてきたあの辺りは凄い好きでしたね。影響は受けてないかもしれないけど、当時大好きだったのはDE LA SOUL「STAKES IS HIGH REMIX」は、今聴いてもホントにもう、完璧ですね。


―DISK―
あのとき仕事多かったですよね~。しかも全部格好良くて。ウェッサイのMC EIHTのSPINNAリミックスがプロモ12"しか出てなくて探したな・・。やばい、話がズレ出してきてしまいました。最近のヒップホップとかってどうですか。ジェフ君ん家のスピーカーから流れてくる音楽からして、ジェフ君はヒップホップよく聴いてる感はあるんですけど。


―KOR-1―
う~ん。最近のヒップホップって逆にどういうのがあります?



―DISK―
難しい質問ですね~。いや、でも色々ありますよ。Q-TIPの未発表アルバムとか、PETE ROCKの新作、僕は何でも聞くのでサウスも好きですし。あとSNOOP DOGG聴きました?


―KOR-1―
聴きました聴きました。あれ格好良いですよね。エレクトロって感じがして。あと、たぶん去年出たんですかね、MODAJIとMASPYKEがやったアナログが出てて。凄い格好いいなっと思ってヤラれましたね。


―DISK―
あ、なるほど・・・聴いた触感というんですか、グルーヴとか、MODAJIとなんとなく相通じるものがありますね。彼もハウスフィールドからクロスオーヴァーしてますし。


―KOR-1―
それ凄い嬉しいですね。


ここでERYKAH BADUの新作アルバムについて、またしばし脱線。僕が貰ったサンプルにSHING02のアルバムにも参加する予定のCHIYORIが参加した「SHOOTING STARS」が未収録だったので聞かせてもらうことに。。


―KOR-1―
いや~このERYKAH BADUのアルバム凄いですよ。「MY PEOPLE」格好良い!SA-RAもバッチリだし、MADLIBもドラムが狂ってるし。


―DISK―
(アルバムの)「SHOOTING STAR」は曲が長尺なのもありますし、アルバムの曲全てにも言えるんですけど、展開が凄いですよね。メロディやトラックもバッチリですけど、ヴォーカルものなのにまったく先が読めなくてスリリングで格好いいですね。


―KOR-1―
ありがとうございます。


―DISK―
お二人とも話を聴いてて、自由で同じところに留まっているような印象は見受けられないんですけど、次回作ってどんな感じになるんでしょうね。すいません、気が早すぎるだろって。


―Dj Psi Kick―
考えてはないな~。いや、でもちょっと考えてるかも。DJ的なテクニックの面だったり。


―KOR-1―
とりあえずは想像は今のところは出来ないですね。LIVEとかしてても色々また出てくるでしょうし。でも今作は今までの僕らの音楽経験を全部詰め込んだ感じなので、次回作が作れるタイミングがもしあったら、(テーマとか)もっとチャレンジな感じにはしたいかなって思ってます。


―Dj Psi Kick―
やっぱり、じゃないとツマんないしね。楽器使ってるミュージシャンとか入れたり。。楽しそう。・・いやでも二人でもいいかな。


―DISK―
今作品もJAZZでいうところのセッション的な感じですもんね。絶対凄い面白いと思いますよ。

今日はどうもありがとうございました。



■TempleATS  HOMEPAGE

MemoryStorm  MYSPACE

KOR-1  :  MYSPACE BLOG

Dj Psi Kick  : MYSPACE


 

title DISK UNION INTERVIEW " BRING THE BEAT " VOL.1
Update :2008/02/01
 




INTRODUCTION...



20081月、シーンに生み落とされた大きな爆弾。
 
ご存知ソウル・スクリームのDJ CELORYことMR BEATSのフルアルバム「BEAUTIFUL TOMORROW」。そして今や日本語ラップ愛好家の間で垂涎の的となっているZZ PRODUCTIONS主宰のKAZZ-K率いるステルスのフルアルバム「円鋭」。
 

グループで活動をし、ソロで
DJもしており、トラックメーカーという共通点も多い御二方。


今回のインタビュー対談は、
"DISK UNIONならでは"な視点と、アルバムの製作過程やトラックメイカーのレアな発言を盛り込んだ対談になりました。 

だんだんアルバムとは少し離れたベクトルになってしまいまして・・。舵取り失格です。
たどたどしい質問に話を広げてくれたり、サポートしてくれた御二人に感謝!
 
場所は千歳烏山のHIPHOPが流れるイカした居酒屋「まこつ」にて。

美味しゅうツマミを肴に、ゆるいバイブスが良い感じになった一時間。。
 
皆様の日々の音楽探求の糧となってくれたら幸いです。



 



 

―DISK UNION 以下DISK
アルバム完成おめでとうございます。
今日はお疲れのところわざわざありがとうございます。
 


DISK

DJ CELORYくんのアルバムはもう超豪華ゲスト陣で。細かいキックとか、ソウルをチョップした感じとか、多彩なピックアップ・ポイントが色々あるんですけど・・。あそこまで凄いメロディに溢れるヒップホップアルバムってないなって思って。お伺いしたいのは、メロディ旋律ってどうやって創ったのかなあって思いまして単純に。すいませんいきなり変な質問で()
 



↑CLICK TO LISTEN!!




MR.BEATS
ええ?うん、今回のアルバムはそういったところを狙ってつくったからね。
 

DISK

メロディってフューチャリングのシンガー/MCが主体なんですか?
 

MR.BEATS
そう。俺のトラックがベーシックにあってさ、まずそれを渡すじゃない。で、それを元に各アーティストが考えてくれるんだ。そして何回か、"これどうですか"みたいなキャッチボールを繰り返して。例えばF.O.H.の場合は3パターンくらい用意して、俺がまた、コレとコレって感じで色々組み合わせていって。ゴスペラーズの村上さんの場合も一回プリプロして、またキャッチボールしてった感じかな。BIRDの場合もトラックの上に鼻歌で歌ってくれたものを送ってもらって。BIRDはもうバッチリだったね。だから(メロディ旋律の)基本はアーティスト。それを俺が構築して創る感じかな。


 ―DISK
へえ~(感服)。なるほど。あと今回のアルバムは全体的に美意識な統一感がある中で、一つ一つがシングルみたいな個性と完成度を放っていて。それがでかい塊になっていて、DJアルバムならではのエキセンドリックなパワーを感じますね。
 

MR.BEATS
主軸の音(トラック)ってのは俺だから、まあそこで統一感というものは出るじゃない。それで今回に関しては、そこにテーマだったり、トピックだったり、メロディだったり、ラップのリリックの上での統一感を盛り込んだから。シングルみたいって考えるのはDJ的な視点だと思うけどね。
 

DISK

スチャダラパーとBIRD、横山剣とK-DUB SHINEと歌丸氏、MUROとAFRA、と嬉しい驚愕の競演がズラリとならんでますが、あのアイディアはどのように?


MR.BEATS
アイディアというか、考え方っていうのは、まあ言ってみればDJ PLAYと同じなんだよね。トラックと競演したいアーティストをズラっと並べて・・。AFRA、MUROくん、オースミくん・・とピックアップして、一時間のドラマ(DJ PLAY)を構成する、みたいなさ。


DISK

待望の、SOUL SCREAMの曲が収録されてます。アルバムのリリース予定はあるんですか?


MR.BEATS
個人的にはやりたいよ。まあ、みんなの意見が重要だし、勝手なことは言えないけれど。


DISK
最後の般若の曲が・・もう凄い好きで・・。一つだけ異質な感じがしますが、般若流の黄昏ソングというか。ルーズだし。
リリックがストーリーテーラー極まるという感じで。LIVE帰りに千葉から首都高、渋谷に着くって。。
俺ブラックレインも凄い好きで。。



MR.BEATS
あれは引き込まれるよね。実は今回あの曲に関しては俺からテーマを投げかけてて。"「内部告発」のニュアンスをまた新たな情景で出して欲しい"、と言ったのと、般若に"君の曲でアルバムを締めたい"ってプレッシャーも多少かけて(笑)。般若もアルバムに収録されている他の全曲を聴いてから仕上げたし。希望に満ち溢れてる曲になったと思う。ありがちなDJアルバムじゃなく、今作のコンセプチュアルに気づいてもらって嬉しいです。



DISK

ステルスは今回、""のテイストを盛り込んだJAZZテイストが素晴らしいですね。SHOWBIZみたいな洋物JAZZってあったけど、ここまでJAZZで日本を感じさせる日本語ラップ作品って今までなかったですよね。JAZZ界の超大御所ベーシスト:鈴木勲さん、スガダイロー(ex 渋さ知らズ)さんをフューチャーしてるのもあると思いますが。本当オリジナルですね。





  ↑CLICK TO LISTEN!!



MR.BEATS
うん、あれよかったな~。
 


KAZZ-K
やっぱり日本人で日本語でヒップホップやってるし、昔から日本語ラップ好きだし、曲名とかも日本語の方が無意識的に多くなりました。日本をそこまで意識したっていうのはないんですけど。
 

DISK

今回、生楽器を一緒にフューチャーしてるじゃないですか。それって大変でした?
 

MR.BEATS
あ、それ俺も凄い聞きたかった。手順としてレコーディングはどうやったの?
 

KAZZ-K
あれはまず一番最初に
となるトラックを鈴木勲さんにきいてもらったんですよ。前から面識はあったんで、デモテープみたいな感覚で。それで一緒に曲やりたいんですよ、みたいな話をしたら、軽く"いいよ!"って。でもJAZZの人ってどういう風に曲作るか知らないから。あんまり立場的にも突っ込んだこと言えないし。
 

MR.BEATS
そうだよね()
 

KAZZ-K
でもうすぐにレコーディングの日決めてやろうよってことになって。
 

DISK

そのトラックってドラムだけ?
 

KAZZ-K
いや、ラップもベースもピアノも組んで曲になっているものです。
 

MR.BEATS
ラップも入ってるの?へー。
 

KAZZ-K
そうです。で、初めての経験だったから何をやるかわからないままグランドピアノが置いてある
JAZZ用のスタジオ取って。で着いたらいきなりボーカル・トレーニングやらせられて()
 

MR.BEATS
え、マジ()?みんなで?
 

KAZZ-K
いや
MC二人です()。いや、JAZZだからとりあえず基本から入るのかなっと。勲さんがピアノで"デーレーレー"って弾いた後に、さあ歌って、ハイ"アーアーアー♪"って。・・・だんだん"あれ、これ違うんじゃないのかな"って思ってたりして()
 

MR.BEATSDISK
 

KAZZ-K
でその後に勲さんが"じゃレコーディングはじめようよ"ってトラックとは全然違うフレーズをウッドべースで弾き始めて。こっちのほうがいいでしょ、って言われて・・・でもそれがもの凄く格好良くて。持っていったドラムループに、ピアノとベースを弾いてもらいました。
 

MR.BEATS
じゃあニュアンスとしては、サンプルとして持っていった曲に近い感じでなぞってもらったというか。アレンジしてもらって創ったの?
 

KAZZ-K
いや、それが近いものではないんですよ。凄いことになってて、もう全然違うものが出来ちゃって。
 

MR.BEATS
そうなんだ。曲が凄い複雑だな~って思ったもん。
 

KAZZ-K
で、何テイクか録って、勲さんが
"ヒップホップやってるんだから、この中から選んで後はコンピューターで何とかできるでしょ"って言われて。・・後で俺がまたドラムを打ち直したりして再構築してったって感じです。
 

MR.BEATS
なるほどね。
 

DISK
STERUSSはリリック面も毎回凄いですよね。学校の先生と介護士という事もあるかもしれないですけど・・・、俺も真面目に頑張っていこうってきになりますね。仕事帰りに疲れてヘコんだ時にバッチリというか。
 

MR.BEATS
自分たちが言いたいことを素直に託した等身大なリリックだよね。ところでテーマっていうかグループのアルバム制作について聞きたいんだけど、どうやって作る?まずアルバムのテーマを打ち立ててから、それに基づいて作ってくか。それとも色々作っていって、出来た時にトータルで作るの?
 

KAZZ-K
前作のアルバムで、20何年間生きて来た事だったり、日本語ラップについての事だったり、を歌って雰囲気を作ってったんですど、今回は前作のアルバム以降というか、内面的なことに基づいて。・・・セカンド(2MC,1DJになって)の難しさは感じましたね、2年半も時間がかかっちゃいましたし。。でも最初に出来た曲のトラックとリリックの仕上がりが良かったから、それをタイトルの"円鋭"に広げてったっていうか。アルバムでこういうテーマを作ろうって感じではないですね。
 

MR.BEATS
あ、ソウル・スクリームと一緒だ。何曲か作っていって調子づいてから、だんだんみたいな・・・・俺結構そういうのが嫌というか、グループとしてコンセプトを決めて作りたい派なんだよな~。今回の自分のアルバムはコンセプト決めて、フューチャリングの人選も自分で作っていったからね。結構ガッチリ作って。でもラッパーってそういう瞬間の閃きを大切にして、それが面白いことになってたりするじゃない。それとの按配も難しかったりするんだよね。
 


DISK

CELORY君、プロデューサーとして、RAP物とヴォーカル物って作り方に違いってあります?
 

MR.BEATS
全然無いよ。俺のビートありきだしね。このトラックはヴォーカルに合うとか、あの
MCに合いそうだなとか、あとさっき言ってたキャッチボールの多い少ないとかはあるけどね。
 

DISK

クラブでバリバリ活躍されてますけど、やっぱり重要性みたいなものってあります?
 

MR.BEATS
それはあるね。もう十数年DJやってきてるし、やっぱり現場は大切にしていきたいし。クラブフロアでの感覚とスタジオでの感覚をシンクロしてビートを作っているから。
 

KAZZ-K
おれもそこはありますね。ところでCELORYさん、海外のプロデューサーだったり、日本人だったり、最近誰か気になっている音を作っている人っていますか?


MR.BEATS
う~ん・・。海外だととりあえず一杯いるし、所謂ありきたりな人になっちゃうかな。。でも日本人だったらワタさん
(DJ WATARAI)は尊敬する人かな。あとはBUZZER BEATS、それとZEEBRAのアルバムで曲を提供していたFOCUS。でもMITSU THE BEATSとかも格好良いし、あ、あとねDJ DECKSTREAM!いいね~。サンプルの使い方とか面白いと思うな~。
 

KAZZ-K
DECKSTREAMって従来のチョップやフリップをさらに昇華させた感がありますよね。メロディとかグルーヴとか、ありそうでなかったみたいな。ヒップホップ・クラシックスをリミックスしたり、色々面白いですよね。俺もワタさんは尊敬してますね。NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのファーストの1曲目でバーンとヤラれて。MITSU THE BEATSも出音が凄いしオリジナルだし。CELORYさんと一緒ですね。そういえば・・・ワタさんもMITSU THE BEATSMPC3000使ってるらしいですよ。
 

MR.BEATS
まじで?でも音は確実に4000の方が音がいいよね。なんでだろう、グルーヴ?あ、でもわかるかも。俺も前は3000だったから、同じシーケンス組んでてもちょっと違う感じするもんな。
 

KAZZ-K
俺は20004000持ってて。
 

MR.BEATS
2000ってどうなの?
 

KAZZ-K
20004000は似てますよ。音が24BITになったという感じで。3000程、その差に壁はないですね。


・・・(ここでDR.DREの名曲"B-PLEASE"が店内に煙たく流れる・・)




KAZZ-K
俺海外だとDR.DRE好きですね。


MR.BEATS
え、そうなの?なんかちょっとイメージと違うな。
JAY DEEとかLARGE PROFESSORとかと思った。


KAZZ-K
一番好きなのがDJ PREMIERで、あと3人上げてくれって言われたら、JAY DEEDR.DREですね。


MR.BEATS
3人かあ~、う~ん・・そしたら俺はPETE ROCK・・・う~ん、まあね・・。KANYE WESTSWIZZ BEATZJUST BLAZE・・・(決められない)


KAZZ-K
そこら辺は同位っすね
()
 

DISK

あれ、SWIZZは凄くないですか・・・。途中で作るの止めてるような感じだったり、どうでもいいようなフレーズをループしてたり。あまり哲学的に突き詰めたくないですよね()
 

MR.BEATS
あれさあ、不思議でしょうがないよね~
()。意外とトラックだけ聞くとさ、SWIZZのビートだからって思って聞くから格好良く思えるけどさ、他の人が作ってたら意外と格好悪く聞こえるんじゃないかな()。スッカスカだし。
 

KAZZ-K
凄く単純な物ほど格好良い。。あれドラムとピーって音しか入ってなかったりしますよね()。思いつきっぽいですね。
 

MR.BEATS
本当作り途中?全部同じみたいな()!・・でもそれが格好良いんだよね!ZEEBRAのアルバムの時もTRITONでサササって作ってたもんな~。
 

DISK

DREなんてモロそうですけど、昔からクラシックになるものってそんなに作り込んでないですし。あと小難しく音楽を考えてる人ほどSWIZZの魅力に気づいてない人多いかも知れないですよ。
 

MR.BEATS
あとSWIZZはパーカッションの使い方が上手い!・・というかね、現代のトラックは、パーカッションの使い方が重要な気がするね。普通にキック、スネア・・のパターンって昔とそんなに変わらないような気がするんだ。ただ最近はパーカッションを16符で刻んで踊るっていうか、グルーヴを作ってるというか。
 

DISK

それはなかなか狙って作れない?
 

MR.BEATS
ハーレムのコンピレショーンANARCHYとの曲は狙って作ったかな。でも難しいんだよね。


DISK
あの曲は凄いアグイレッシヴに鳴ってますね。格好いい。 


KAZZ-K
俺も難しいですね・・CELORYさんとトラックの作り方違うんで、あれですけど・・。
 

MR.BEATS
あ、トラックの作り方の話しようよ。一番最初は何から作る?ドラム・ブレイクから作ってくる人?それともサンプリング・ソースありき?
 

KAZZ-K
サンプリングありきですね。
 

MR.BEATS
そんな感じするね。俺と一緒だ・・だけどココ最近かな。フロアを意識しだしてから、ちょっと逆というか、ドラムから作って見たりしたんだよね。SWIZZも最近はドラムから作ってるんじゃないかな。




DISK
フロアを意識といえば、お二人とも日本語RAPMIX CDをリリースされていて。一時クラブで日本語RAPがかかる、かからないってトピックが出回って。KAZZ-Kさんが出演していた「蝕」の出現もそうですけど。最近トラックものも含めて結構PLAYされてるような気がして。でも結局DJのスキルというか、振り幅の差みたいなことだったりしませんか?まあSERATO SCRATCH LIVEの影響もあるんですかね。
 

MR.BEATS
「蝕」の場合は特殊だけどね。でもまだまだクラブに来るお客さんと日本語ラップを聴く人とシンクロしてないよ。ホントそこは課題かなって思う。NUTSとかでも230分の日本語クラシックスメドレーは大丈夫だけど、それ以上はTOO MUCHな感じがするし。もっとニュートラルな意識で普通にPLAYされてる状態までもっていきたいよね。
 

KAZZ-K
なんなんですかね違いは。言葉だったりとか。昔は音質が向こう(US)に劣ってるとかあったけど、最近はそれも解消されたと思うんですけどね・・・
 


MR.BEATS
でもさ、例えばMONDO GROSSO"LIFE"とかクラブでガンガンかかるし、洋楽の延長線上で、日本語どうこうという部分以外で女の子とかも盛り上がるじゃない?言葉の問題も少しはあるんだろうけど・・・、もしかしたらクラブプレイの問題は日本のR&Bから崩していけるのかもしれないね。それこそ、MURO君と安室奈美恵のVidal Sassoonの新プロジェクトのとかさ。ARETHA FRANKLIN"ROCK STEADY"使いなんて激シブだし。ヘッズは当たり前なんだろうけど"証言"聞いて、一般的に"ハイわかりなさいよ"っていうのは難しいと思うよねDJ的にも。そうそう、でKAZZ-Kに聞きたいんだけど。まだまだクラブで盛り上がる日本語ラップって、サンピン世代のものが多いじゃない。"大怪我""B-BOYイズム"・・。
 

KAZZ-K
分かります、はい。
 

MR.BEATS
ちなみに「蝕」ってどんなのが盛り上がるの?
 

KAZZ-K
「蝕」は、もうその辺は当たり前って感じで。う~ん、LIBRA/MSC関連とか、SEEDA、般若、サ上とロ吉、韻踏合組合とか・・。色とりどりのお客さんがくるから、どれかって感じはないですね・・。僕的には韻踏関連はよくPLAYします。あとインディーで和物/というか大ネタ使ってるのはお客さんに伝わりやすいですし、盛り上がりやすいですね。




DISK

そういえばKAZZ-Kさん、2007年末のLIBRA主宰の"ULTIMATE MC BATTLE 2007年決勝@CITTA"のハイライト、HIDADDY vs. BES 戦で、CELORYさんの"STREET DREAMS"使ったそうですね。
 

KAZZ-K
使わせて頂きました。。
 

MR.BEATS
おお()
 

KAZZ-K
去年から2年連続で出させてもらって。で今年はさらに色々考えていてSCRATCH LIVEINTROとかEDITして作ってレアなインストも用意してて。けれど途中でLIBRAからSCRATCH LIVE禁止との意向が出て(!)。でもそれは現状のヴァイナル・シーンが低迷していて、日本最大のMC BATTLESCRATCH LIVE使うのではなくレコードでやって欲しいというLIBRAの考えがあって。俺もレコード好きだからそれは凄い共鳴したし、良い話だし。。でもう2週間前とかで時間もなくて・・迷ってて、でイベントの当日にレコ棚からコレしかない!と思って、選びました()
 

DISK
タイトルの"STREET DREAMS"とトラックの煌びやかさ、そしてHIDADDYBESっていうMC。すべてが最高の融合を魅せていたと言われていますよ。しかも12"アナログ、レアです()
 

KAZZ-K
アナログといえば、もっと色々リリースして欲しいですね。特にアカペラとか。
 

DISK

そういえば、2月9日(土曜日)のリリース・パーティ一緒ですよね?しかも同じ渋谷で、距離も直線300Mと離れていないNUTSFAMILYという()。歩いて3分。最近出演者がお互いのイベントに少し入り乱れていますが()
 

MR.BEATSKAZZ-K
そうだ
()
 

KAZZ-K
STERUSSはとりあえずツアーの初っ端を兼ねてって感じですけど。でもCELORYさん、クラブでリリースパーティーっていいですよね。凄いDJ的というか。
 

MR.BEATS
そうだね。でもNUTSはアルバムに参加してくれた人でスケジュール的に来れる人だけ呼んで、また新たに別途でリリパーは考えてはいるんだけどね。
 

DISK
これを見ている人は是非とも両クラブのツアーを組んで頂きたいですね。

今日はどうもありがとうございました!





Mr. BEATS aka. DJ CELORY


日本HIPHOPシーンの黎明期より、そのポジティブな姿勢と常に自然体であり続けるスタイルでシーンに確固たる地位を築いたSOUL SCREAMのサウンドを支えるプロデューサー&DJとして日本HIPHOPシーン屈指の人気を誇るDJ CELORY a.k.a Mr.BEATS。現在に至るまで洋邦を問わずプロデュース&リミックスワークの多さで知られ、一方CLUB PLAYとしてのDJも大切にし、数々のイベントで活躍中。ちなみ最近では、ZEEBRA「STREET DREAMS」を筆頭に、NEW ALBUMにも楽曲を提供し、高い評価を得ている。更に、国内だけでなく海外のアーティストとの仕事も積極的に行っておりJIGMASTAS(クリミナル &DJ スピナ)、TALIB KWELI とのコラボレーションやBLACK THOUGHT(THE ROOTS)、SISQO O.C.,PEANUT BUTTER WOLFのリミックスなど間違いないBEATを提供。音に対するこだわりがCELORY BEATを完全に確立、a.k.a.Mr BEATSの名にふさわしいサウンドを作り続けている。

●オフィシャル・ブログ



DJ KAZZ-K


STERUSSのDJ/プロデューサー、ZZ PRODUCTIONを主宰。DMR、ZZ関連をはじめとした多岐に渉るトラックメイキングや、センス、スキル、知識の全てを兼ね備えた日本屈指の日本語 ラップDJ(日本語だけじゃない)としても高い評価を得ている。STERUSSの新作アルバムが2008年1月30日リリース。自身のソロアルバム発売予 定、MIX作品を制作中。

●オフィシャル・ホームページ
●オフィシャル・ブログ


 

title THE GOOD PEOPLE「LONG TIME COMING」発売記念インタビュー!!
Update :2007/10/10

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mskee(MC)とThe Saint(プロデューサー)=The Good People

奇跡のファースト・アルバムから早1年。。サンプリング黄金のオーセンティックなヒップホップの素晴らしさを知り尽くしたゴールデンコンビ:The Good Peopleの新作アルバム「LONG TIME COMING」の発売を記念してのインタビューを掲載致しました!!

彼らの崇高なスタンスに、心して対峙するべし!



■アルバム発売おめでとう!!まずグループ名の由来を教えていただけますか?

Emskee:俺たちは本物だし善人だと思っている。それが商業的であろうがアンダーグラウンドで独立しているなら問題ないって大多数のヒップホップアーティストがリスナーにとって信用できるイメージでなければならないと思うんだ。




Saint:名前の由来はこの産業(Hip Hop業界)"善人"の欠如からつけたんだ。多くの人々は人を助けようとはせず、誰かに任せにしようとする。俺らは本当に善良で俺らを知っている誰もがそのことを知ってるよ。ギャングスタ虚勢のHip Hopで多少なりとも善人が良い音楽を作れる場所がなくてはならないと思うんだ。





■アルバムのタイトルである"LONG TIME COMING"の意味を教えていただけますか?

Emskee:完成するまで長く発売するまでに長い時間がかかったからつけたんだ。

このアルバムの持つ意味を聞かせていただけますか?

Emskee:基本的に俺にとっては、アルバムに対して意味はないんだ。ただ精神的なことをベースに、異なる音への強調によるヒップホップとしての確実な努力を入れたかったんだ(もし理解ができるならね)。俺たちは二人ともいろんな音楽に深い愛情を持ってるから、俺たちの耳は一般の人達に受け入れられる範囲を超えているんだ。それでも黄金時代のニューヨークヒップホップブームのラップを取り入れているんだ。
Saint:正直なところ、アルバムは基本的に俺たちがその時に直面していることに反映してるんだ。リスナーを喜ばせるためっていう特定の音を持ってるわけじゃないんだ。これは俺たちの精神からの音楽であって、もしリスナーがそれを認めてくれるなら、そのサポートに感謝するよ。違ったとしても、ただそれがそのリスナー向けではないってこどだね。アルバムの歌詞を聞くときに俺たちがやってる各々のアルバムがリスナーのための学習経験であると思えるように、伝えなきゃいけない必要があったんだ。


今回のアルバムの中で特に気に入っている曲や思い入れのある曲は?

Emskee:アルバムに収録されている曲は全て気にってるよ。でも"New York" "Any Rapper""Bar Backs"は俺がわに少し際立ってるかな。
Saint:制作者の観点から見ちゃうけど、俺のお気に入りは
"Any Rapper"だね。この曲のエネルギッシュなビートとボーカルがとても気に入ってる。これぞ、ニューヨークのヒップホップだよ。俺にとってはこのビートが今回のアルバムの中でベストで、ボーカルも最高だよ。パフォーマンスするにしても好きな一曲だよ。

■前作"The Good People"とは方向性が違う様に感じましたがどの様なコンセプトで今回のアルバムを作られましたか?

Emskee:昨年日本でリリースしたアルバムには今作品が持っている荒い強味を持っていないと思う。俺たちがその時から人間として成長したから、アルバムは自然に俺たちの制作に異なったムードを反映してるね。
Saint:基本的に俺たちは、俺が何か言う前に創造的なプロセスの時点で感じることや思ったことするんだ。前回のアルバムとは雰囲気が多少違うところが目立つかな。それに今回のアルバムの何曲かは前回に比べて大変だったよ。でもまたこれも
Good Peopleのバイブスなんだ。
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